法事・法要の七回忌、十三回忌について

年回忌の数え方

年忌法要の数え方ですが、亡くなられてから満一年目に営まれる一周忌に対し、「○回忌」というのは満年数から一年を引いた年に行われます。
(三回忌は死後満二年目の命日、一周忌の翌年。)つまり七回忌は満六年目に営まれる法事のことを言い、十三回忌は満十二年目に営まれる法事のことを言います。

法事営み方

七回忌の法事からは、遺族や親戚だけで規模を小さくして営まれるのが一般的です。

手順としては他の場合と同じように僧侶による読経や参列者による焼香、その後一同での会食となります。最近では住宅事情などにより法事はお寺で営まれることが多くなりましたが、七回忌以降は参列者が少ないため自宅で執り行うケースも増えています。

十三回忌の法事も同様に、遺族や親戚など小規模で行われることが多いです。同じように僧侶を自宅に招いて読経をしていただき、参列者によるお焼香の後一同での会食となります。

香典・お供え

七回忌、十三回忌の法事に参列する場合はお香典やお供えを持参します。また法事に参列しない場合でも、七回忌、十三回忌が近づいた頃に供物料やお供えを郵送することもあります。

いずれの場合ものしは双銀の結びきりの水引に、現金の場合は「御供物料」、品物の場合は「御供」記します。金額の相場は5千円~1万円程度。法事に参列する場合は会食が振舞われることを考慮した金額にします。お供えはお菓子や果物、故人の好きだったものなどを選ぶと良いでしょう。

服装

七回忌の法事に参列する場合は、参列者は地味な色の平服を着用していれば良いでしょう。施主は略式礼服、あるいは地味な平服でも構いません。ただし施主が参列者よりも軽い服装になってはいけませんので注意してください。十三回忌の法事に参列する場合も、参列者は地味な色の平服、施主側も地味な平服で構わないと思います。

ただしあくまでも法事の席であることを忘れず、お化粧やアクセサリー、香水などは控え目にするのが常識です。法事とは、親しい人が集まって、 霊を慰める仏教の儀式を行う事を言います。故人への供養の心を失わず、マナーを守って故人の冥福を祈りましょう。