
入り口
ビルの一階より伸びる温もりある木の階段。入り口に脇にそびえる孟宗竹の竹林。
磯の波打ち際の竹林にそびえる番屋をイメージした入り口。階段が日本大漁物語きじま大船店です。土壁で創られた壁には、古く愛用された、イカ釣り船のランタンが飾られ、三浦三崎小網代湾の漁師の艪(手漕ぎ船の道具)が張り付けられており、また上りきった手摺にも使われており、まさに番屋の入り口を表現しております。

エントランス
自動ドアを開けると赤い絨毯がお客様をお迎えします。
その奥にある堀生簀(いけす)の中には、獲れたての旬の活けいかが泳いでおります。まるで磯の岩陰の潮溜まりのようなイメージで作り上げました。

カウンター
入り口入って、左側の壁に飾られてある「唐津くんちの14の曳山」の絵が出迎えます。
調理人の仕事がわかるカウンターの上の水槽にはその時期の旬の魚介が泳ぎ波間に見立てた欄間の迫力が祭りの楽しさをイメージしています。


特徴の異なる個室が充実
大船店のお席は入り口より右と左に分かれています。左側のお席はお部屋が三つ奥の突き当りのお部屋が「浜祭り」豊漁を祝う浜の祝宴をイメージしたお部屋です。
お隣の大きいお部屋は「波止」(はと)といい、船をつける防波堤のように細長いお部屋です。向いの個室は「番屋イ」。完全な個室で静けさを表現した土壁の模様は凪た海面をイメージしております。
個室は二つ番屋ロと番屋ハ障子を閉めた中では土壁に古板を張り付けた浜の番屋の雰囲気を作り上げ、漁を終えた漁師が仲間労をねぎらう場所としてイメージしました。

カウンター前のお席
カウンターの前のお席は、浜の納屋で網をしつらい直すイメージです。カウンターからこぼれる調理人の威勢の良い掛け声が、波間の潮騒のごとく勇壮感が伝わるお席です。