還暦のお祝いをするには・その2
還暦祝いのご予算について
還暦祝いに贈られるプレゼントのご予算の相場は、一般的に、2万円前後です。会食費や、旅行代が親御様一人につき1~2万円程度がそれに加わっているようです。プレゼント2万円+ご両親会食代or旅行代2~3万円=5万円前後あくまで目安です。
ご兄弟の人数やお祝いの方法によってご予算は変わってきますので、お祝いされる皆さんでご旅行など金額が大きくなるときは、事前に積み立てをされたり、一緒にお祝いされる方とお祝い方法も含めてよくご相談されたほうが良いと思います。
贈り物の選び方
還暦なので赤いものを取り入れたプレゼントなども素敵ですが、それにこだわらず若々しいお父さん、お母さんにお似合いの気持ちのこもったプレゼントをされる方も多くなっております。還暦の贈物にはみんなさんからの感謝の気持を込められるものを選んであげましょう。
普段使う物でも、記念に残る物でもいいと思いますが、渡すときに感謝の気持ちを一言添えてお渡しすると、その時の感動がきっと贈物を見るたびに思い出されるはずです。
ご自宅でお祝いの席を設けるのなら、大きなものでもいいと思いますが、外での会食をされるのなら、持って帰りやすいものを選ぶのも良いでしょう。離れて暮らしていて一緒にお祝いが出来ない時には、送ることになると思いますが、できればプレゼントを持ってお顔を見せてあげるのが良いでしょう。
もし、送られる場合はメッセージカードや、お手紙を入れたり、最近の写真を送ってあげたり、お顔が見えない分を補ってあげるお心遣いがあれば良いと思います。
贈物の到着する頃に在宅されているか確認しておいて、それから到着の頃を見計らってお電話するなどすれば、お父さんやお母さんの喜びはさらに大きくなるものと思います。ご本人にとって実は還暦になることに抵抗がある方も多いようです。
お父さんやお母さんの若い頃には「還暦の人=お年寄り」の感覚が強くあるのだと思われますので、あまりお年寄り扱いになるような物は避けた方がいいかもしれませんね。色も地味なものより少し派手な明るいものを選んであげた方が喜ばれるとおもいます。
還暦祝いの「のし」の書き方
還暦のお祝いは長寿のお祝いなので、何回あっても良い、おめでたい慶事用の蝶々結びで、赤白の水引を使います。
「のし」の書き方は、上に「祝還暦」「寿還暦」「還暦御祝」などが一般的です。下には、贈る人の名前を書きましょう。入れるお名前は、受け取った方が誰からの贈物か解れば大丈夫です。
例えば、自分の家族からなら苗字だけ、兄弟なら名前だけという具合です。連名で贈られるときには3名様ぐらいのお名前がちょうどいいでしょう。それ以上の人数になるときは、「家族一同」や「兄弟一同」などと入れるといいでしょう。茶目っ気を出して「あなたの愛する娘達より」などと書いても素敵ですね。