結婚式・披露宴マナー(男性の服装編)

男性出席者の服装について

披露宴参加者のスーツ着用時の常識は、現在10代~30代と40代あたりから分かれてきているようです。

10代・20代・30代の若い方の中に多い考え方で、「ダブルのブラックスーツではないもの」と考える人もけっこう多いようですが、40代をこえてくると少し変わってくるようで、標準は黒のダブル。カジュアルにすると言っても、シャツに多少淡い色がついている程度。と、このように10代~30代の方と、40代をこえた方では意見が割れるようです。

ブラックスーツは略礼服と呼ばれるもので、正式なフォーマルはモーニングや燕尾服だと言われています。最近では派手なスーツやソフトスーツでの参列も可能な結婚式ですが、新郎より目立ってしまっては失礼ににあたります。

年配の方も出席される、きちんとした披露宴では、マナー守ったスーツの色や柄を選びましょう。最近では、披露宴に出席している若者の男性スーツは、チャコールグレーや濃紺が人気があるようです。白や白に近いグレー、茶色に黒のビジネススーツなどは、結婚式では避けたほうがよいでしょう。スーツの柄は、無地か弱いストライプが無難。はっきりとしたストライプなどは、厳かな場所ではふさわしくありません。

シャツの色について

最近の結婚式ではパステルカラー程度の色合いのカラーシャツなら許容範囲とされる事が多くなっていますが、結婚式でのフォーマルスタイル、セミフォーマルスタイルの場合、基本は白シャツを選びましょう。

柄(がら)は白シャツの場合、基本的には無地のものを選ぶ方が良いでしょう。オシャレ上級者なら織り柄の入ったシャツを選ぶというのも良いと思います。衿(えり)二関しては、基本はレギューラカラーと呼ばれる長さや開きが標準的なものを選びましょう。

ネクタイについて

昔はスーツは黒、そしてネクタイが銀か白であれば、安物のスーツだったとしても大丈夫。といった雰囲気がありましたが、今は白いネクタイは年配者のつけるもの、という若者の風潮があり、色のついたネクタイをつける人も増えてきているようです。

ネクタイの色は披露宴から出席する場合、光沢のある白やシルバーが無難です。黒は柄がはいっていても縁起が悪いのでNGです。スーツに合っていれば、パステルカラーのピンクやライトブルーなども素敵ですね。

結婚式に参列する場合は、なるべく無地で質感の良いネクタイを選ぶ様にいたしましょう。

靴下と靴について

結婚式に履いて行く靴下の色は、スーツと合わせた場合には「黒だけ」と心得ておきましょう。おめでたい席だからと言ってカラフルな靴下や、白いネクタイだからと言って靴下まで白に合わせる必要はありません。スーツと合わせる時には“ふくらはぎまでの長さのある”ミドル丈のソックスがベターです。

ストライプ柄の靴下は、モーニングコートを着用する新郎・新婦の父などに限られています。黒の無地の靴下を選べば間違いはありませんので、持っていない方は新調するようにしましょう。結婚式などフォーマルな席では、黒の靴を履いて行くことが正式なカラーとされていますが、絶対に黒でなければいけない。というわけではありません。

通常のゲストとして招かれた際や平服でOKというような式でしたら、ブラウン(茶色)系の上品な革靴でも問題ありません。靴のデザインについては、結婚式ではヒモ付きの「ストレートチップ」が正装向けのフォーマルシューズとなっています。

その他気をつける事

ネクタイピンやカフスボタンなども、キャラクターものなど目立ちすぎるものでなければオシャレに取入れてみましょう。チーフがあると華やかに見えます。チーフの色はネクタイに合わせるのが基本となります。

マナーにそった素敵な装いで、晴れの日をお祝い致しましょう。